「ありがとう」の言葉で自己効力感を高めよう

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こんなことありませんか?

私もそうだったのですが、
世界的に見ても日本人は自己効力感が低いのだそうです

こんなことありませんか?

人に何かをしてもらった後の返事として「すみません」が出てしまう

人に褒められたときに、「私なんてそんな、そんな・・・」と謙遜してしまう

自己効力感とは

自己効力感とは、
物事を進めていくときの
なんかやれそうという気持ち
のことをいいます


自己効力感が高ければ、
実態は置いといたとしても
「やれる気しかしない!」
と思えること

自己効力感が低ければ、
実態はスキルも能力も高いのに
「私なんて絶対無理無理~」
と思ってしまうこと

この自己効力感という考え方を知ったとき、
できるかできないか関係なく、
この自己効力感が高いか低いだけで、
これからのチャレンジに対する捉え方が
異なってしまうなんて
結構もったいことなんだなと思いました

自己効力感を高めるための4つの要素

自己効力感という考え方は、
心理学者アルバート・バンデューラが
提唱しました

特に自己効力感を高める要素として
「成功体験」
「代理体験」
「言語的説得」
「生理的・情動的喚起」
の4つが提唱されています

  1. 成功体験 
    大きさに関わらず、自分の力でチャレンジが成功したという体験を得ること
    一般的にスモールステップで小ゴールを設定し、成功体験を得ていく方法が知られています
     
  2. 代理体験
    周りの成功に伴う行動を観察し、自分もやれるイメージを得ること
    仕事などでは、先輩や上司の仕事への取り組み方を見たり、主人公が逆境を乗り越えながら成功をつかむような映画や漫画などからも代理体験を得られやすいです
  3. 言語的説得
    「自分ならできる」「君ならできる」というポジティブな言葉を言い聞かせること
    アファメーションを活用することや、周りの友人や家族に「あなたなら大丈夫」と言ってもらえるだけでも、前向きな気持ちになることもあるのではないでしょうか
  4. 生理的・情緒的喚起
    体調を整えたり気分を盛り上げたりすることもからも自己効力感を高めることができます
    例えば好きな音楽を聴いていると気持ちが上がってくるとか、ちゃんと睡眠をとらないと、ネガティブな気持ちになりがちになってしまうとか、行動する気持ちも沸かなかったりなど

感謝の効能

こういった自己効力感を高めるために一つ一つ、
自分の生活に取り入れてみることって大切です

でもどうやる?ということを
まず考えないといけないということが
少しハードルを上げてしまう原因かもしれません

そこで個人的に自分でやってみて、
簡単で結構効果が高いのではと
思ったことをご紹介します

人に何かをしてもらった後の返事は、
「すみません」ではなく
「ありがとう」に変えてみる

「すみません」というと
申し訳ない気持ちで一杯になります

でも感謝の言葉に変えてみると、
相手への感謝と共に、
感謝した自分に対しても
なんだか温かい気持ちで
自分を受け入れてあげたくなるのです

不思議ですね

人に褒められたときには、
「私なんて・・・」と思わずに、
「ありがとうございます」と伝えてみる

相手からの誉め言葉を
素直に受け入れる自分をイメージしたときに
どんなことを思い浮かべるでしょうか

そんな風に思えないので恥ずかしいし、
私の実力はそんなに高くない

相手の方がお世辞に言ってくれたことを
素直に受け止めてる自分ってどうなんだ?

とか?

「私なんて・・・」と
自分で自分を卑下してしまうことは、
そのことを思うたびに、
「できない自分である」ことを
自ら暗示にかけているようなものです

言われた言葉を素直に受け入れることも、
相手への信頼の表れにも繋がります。

心の中ではまだまだ「私なんて・・・」
と思ってしまっても、
言葉としては「ありがとうございます」
を伝えてみることから始めてみると
徐々に伝えることにも慣れ始め、
いつの間にか「私なんて・・・」
という気持ちも薄れていくはずです

「ありがとう」の感謝の言葉は、
万能調味料と同じように
いろいろな場面で活用できるのです

相手の方との関係性や、
私たちの心への影響という面においても、
プラスの要素でしかありません

まずは、「ありがとう」を活用する
ところから変えてみてはいかがでしょうか

お問い合わせ、ご相談などありましたらご連絡いただけたら幸いです

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